2.5次元俳優として舞台で活躍するイケメンさんたちが増え、2.5次元俳優の知名度もあがってきました。人気が出て、そこからテレビやドラマの仕事につながる人も多いですよね。
ところで、2.5次元俳優さんの懐事情ってどうなっているんでしょう?給料&収入ってどれくらいあるんですかね。
俳優とかタレントって、事務所に搾取されちゃって、露出が多い割には意外と安月収・安年収で働かされている場合もあるって聞きますが、実際はどうなのでしょうか?気になります。
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北村諒の給料&収入!タカトシのバラエティに出演、赤裸々に家賃を暴露「高級腕時計買える位」
「タカトシのバラエティーだろ~が!!」に、2.5次元俳優として活躍中の北村諒さんが出演したので、北村諒さんの懐事情をまずは検証してみたいと思います。
都内某所1Kのおしゃれマンションに住んでいるようで、北村諒さんのご自宅の室内の様子が放送されました。土地柄、かなりイイトコに住んでおられるようですね。
トシがストレートに「お家賃はおいくらでしょうか……?」と質問すると、北村さんは「10万ちょい……12万くらいですかね」とあっさり暴露。
1Kで12万円もするということは、地域は限られてきますよね。
月最高月収と月最低月収
現在ではすっかり売れっ子俳優になりまして、過去2年間で舞台を20本もこなす仕事ぶりです。これは、結構稼いでいるはず!給料は歩合制だそうです。
金額を聞いたタカトシは、「おお~すごいじゃん!」と好反応。
具体的には「26歳にしてはすごい。このマンションに住めるだけある」「高級な時計が買える」くらいの月収だという。
しかし、最低月収もそれはそれはすごくて、
北村は「直近で1万円のときもありました…」と最低月収も暴露。振込などのタイミングが合わず、そうなってしまった
芸能人ですから、波があるんですね。やっぱり売れれば売れるだけ入るけど、売れないと…っていう厳しい世界です。
「26歳にしてはすごい」「高級腕時計」→月収50万円、年収500~600万円くらい?
「26歳にしてはすごい」ということは、おそらく月50万円くらいではないでしょうか。平均で26歳男性の収入は、月20~30万円程度です。
月100万円いってたらトシさんももうちょっと驚いていると思いますから、「26歳にしてはすごい」という言葉から考えるに、リアルな数字で50万程度だと思われます。
本格的な時計は無理かもしれませんが、ちょっとした高級腕時計は買えますよね。安いランクのロレックスならギリ買えますし。
ただ、出演があるときと無いときで収入に差はあるでしょうし、毎回このくらいもらっているわけではないそうです。
北村さんはすごく売れている方の人ですから、ここを基準にしてはいけません。もっともっと貰えていない人は多いはずです。
権利元が締め上げる儲けの仕組み「稽古に給料出ない」「1回公演1万円」円盤・グッズの儲けはどこへ?
さて、「2.5次元舞台」というのは既にヒットしたアニメが元になっています。つまり「アニメで大ヒットしたから、舞台もやろう」って流れなのです。
既に人気アニメなのですから、それをそのまま舞台にすれば、ある程度の動員数が見込めると分かった上での舞台化、儲かると分かっているから舞台も作るんです。
とはいえ、衣装やセット、機材、スタッフの給料にもかなりの経費が掛かっているはず。舞台のチケットは1枚5000~8000円程度ですから、動員数を考えれば1回の公演で300~500万くらいの売り上げしか立たないわけです。
「権利元ですよ。公演ごとに著作権料が発生するのは当然ですが、それだけではなくて公演直前に発売するオフィシャルブックや、公演後に発売するDVDなど2次的な収入も発生します。
2.5次元を世間に周知させたテニミュ…DVDの累計販売枚数…は公表されていませんが、とっくに100万枚は超えているはずです。
テニミュを制作したのはマーベラスさん(株式会社マーベラス)ですが、DVDの売り上げからも、かなりの額が著作権料として権利元に支払われているはずです。
役者たちに? もちろんDVDが売れても役者にバックなんてないですよ」
一番締め上げているのは、やはり権利元。トップが取れるだけ取って、それ以下の人々にはそこまで旨みがない形になっています。
ファンのみんなが、その俳優を応援しようと思ってグッズを大量に購入しても、そのお金は権利元の会社に吸い込まれています。世の中そんなもんです。
ちなみに、権利元が販売するオフィシャルブックの利益を独占するために、他の出版社は出演役者の取材NGになったりすることが多々あるようです。
似たような冊子が出版されてしまったら、売り上げが割れちゃいますからね。
「なんで給料低くても頑張るの?」俳優側の心理も承知の上
書いてきたように、ビジネスの仕組み上、2.5次元俳優さんたちには利益が落ちてこないようになっています。
知名度で多少変動はしますが、基本的に1舞台1万円程度の収入しかありません。その上、稽古に給料は出ない。では、なぜ給料が低くても頑張るのでしょうか。
「テニミュ(ミュージカル『テニスの王子様』)出身の俳優の中には斎藤工や城田優みたいに役者として成功する子たちもいます。
でも、そんな子はほんのひと握りで、大半の子たちは舞台が終われば次第に人気は落ちていき、忘れ去られます。だからみんな作品にかける意気込みは半端ないですよ。
それがきっかけで役者として売れるかもしれないから、ギャラが安くても必死に頑張るんです」
夢で釣ってる節があることを、100%否定することは難しいかもしれません。確かに、後々バコーンと売れれば、間違いなくあっという間に取り返せます。しかし、それは一握り。
舞台俳優側の売れたいというすがるような思いも分かっている上で、その気持ちを利用して、という部分もあるのではないでしょうか。
しかしながら、結局、多くの若手舞台俳優は取り返すこともできずに去っていくんです。そういう世界なのです。
「なんども催促はしましたが出演料の提示は本番終わってからでした」
こんな舞台俳優のコメントが残されているくらいです(本当の話か否かはわかりませんが)。2.5次元俳優・舞台俳優は、給料&収入的にかなり厳しい道を這いつくばりながら、進んでいるのです。