ジブリ作品の中でこれだけ「イケメンすぎ」と騒がれるキャラクターもいないのではないかと思う位、人気者のハウル。
ヘタレ魔法使いのくせに人気なのは、イケメンだからでしょ?と嫉妬する人もいるくらいです。知恵袋に「なぜハウルはヘタレなのに人気なのですか?」という質問があるレベルです。
イケメンキャラクターなのは、もしや声優がキムタクなおかげなのでは…?という考察もしかり、ハウルの性格や内面に迫ってみましょう。
目次
ハウルがイケメンすぎる!
ジブリのキャラクターの中でも、圧倒的人気があるのが「ハウル」です。イケメンでかっこいいけど、それだけではなく何だか放っておけなくなるヘタレっぷりが愛らしく、ファンがたくさんいます。
ハウルがイケメンすぎる理由
これだけハウルがイケメンと言われるのにはどういった理由があるのでしょうか。
イケメンすぎる理由①美青年
まずは容姿。青い目に金髪、王子様の様な横顔は美少年そのものです。見ているだけでドキドキしてしまうファンも多いのではないでしょうか。
そして、ソフィーを変なナンパから守り、空飛ぶデート…。イケメン要素しかありません。
浮気性で美人を見ると口説いてしまうというあたりもスリリングで、魅力を感じてしまう女性もいるはず。
そして、女性が自分に気があると確信すると、もはやどうでも良くなるといったあたりも、悪い男ですが、こういう男性がモテるのも事実です(こういう男性はモテまくりますが、結婚はなかなかできないことが多いです笑)。
イケメンすぎる理由②ヘタレで甘えん坊だけど前向きな性格
イケメンだとそこら中で言われるハウルですが、同時に中身はヘタレだと言われています。イケメンで強そうでありながら、ナイーブな一面を見せられると、落ちてしまう女性も多いですよね。
魔女の呪いから逃れるために、部屋中に魔除けアイテムを敷き詰めていることからも、ビビりっぷりが伺えます。
ただ、これだけ臆病なのにそれを見せないような「見栄っ張り」な部分もあります。内面が臆病だからこそ、外見に気を使っておしゃれに着飾って武装しているのかもしれません。
ソフィーが棚を掃除したせいで呪いが崩れて、そのせいで金髪がオレンジ色に変化。「美しくなければ生きている意味がない」と超大騒ぎしたエピソードも、物事にすぐに動じていて、ヘタレであることがよく表現されています。
また、変化のある人間は見ていて魅力的です。最初は超ヘタレだったとしても、そこからスタートして成長しようとする人は素敵です。
成長の過程で困難があっても、応援したくなってきますし、それを強く乗り越える姿はまさに「主人公」であって、それが人々に感動や勇気を与えます。
そして、それが "人として" カッコいいんですよね。
弱いのがいけないのではなく、弱いことを認める・受け入れることができないのが未熟なんですよね。
弱さを見せられる、そしてその弱さを晒して足りない部分を人に頼ることができる、そういう人が「強い」人なんだと思います。
人と正面から向き合い、そして自分自身とも正面から向き合うことができるようになっていく様には、心打たれるところがありますよね。
見た目がイケメンだというだけではなくて、こういったハウルの人間的成長過程をふまえて「イケメン」だと感じるファンが多いのだろうと思います。
イケメンすぎる理由③木村拓哉が声優をしているから
ハウルについてまわるイケメンのイメージは、声優が木村拓哉さんだったからではないかとも巷ではいわれています。
木村拓哉さんはハウルの声優を務めた際に、伝説を残しています。初めてのセリフあわせの時に、すべてのセリフを頭に入れてきたのだそうです!
通常は初合わせなので、皆さん台本を片手に行うのが一般的ですが、なんと全部覚えていたとか。
現場にいた鈴木敏夫(映画プロデューサー)は、非常に感心したそうです。
自分のアイドルとしての人気に慢心せず、真剣に声優業に取り組む姿には心を打つものがあります。そして、その演技は監督も頷くほどの出来でした。
こういった木村拓哉さんのイケメンイメージも相まって、ハウルのイケメンっぷりが際立っている部分は少なからずあると思います。
イケメンすぎる理由⑤かっこよすぎる名言
ハウルの登場シーン「やぁやぁごめんごめん、探したよ」。
最初に観たときは何でもない一言だと思っていましたが、物語全体を通すと、想いが込められている言葉だということが分かります。
少年ハウルが契約を交わし、火の悪魔カルシファーが生まれる瞬間を目撃した瞬間、ソフィーのタイムスリップが解けてしまいます。
その瞬間「ハウルー、カルシファー!あたしはソフィー!待ってて、あたしきっと行くから!未来で待ってて!」と叫ぶソフィーでしたが、おそらくハウルにはこの言葉が聞こえていたのでしょう。
そして、ハウルはずっとソフィーを探し続けていたと…ようやく見つけて、「やぁやぁごめんごめん、探したよ」です。泣けますね。
こういったカッコいい名言も、イケメンなイメージを増長しているのでしょう。