演歌歌手として紅白歌合戦にも毎年出演している天童よしみさん。そんな天童よしみさんは韓国人なのではないかと噂されています。
そしてその理由は「珍島物語」にあると言われています。「珍島物語」はどんな意味の込められた歌なのでしょうか。調べてみました。
↑こちらは天童よしみさんの公式Youtubeで公開されている「珍島物語」のMV動画です。
目次
天童よしみは韓国人?珍島物語に込められた想い
- 韓国人説と「珍島物語」歌詞に込められた意味
- 「珍島物語」に対する韓国の反応
- 韓国人説と和歌山県田辺市出身
- 父親は吉田義行
- 母親は吉田筆子
韓国人説と「珍島物語」歌詞に込められた意味
天童よしみさんが1996年に発売したシングル「珍島物語」は有名です。この歌詞に込められた想いをご存じでしょうか。
「珍島(ちんど)」とは、朝鮮半島の西南端にある島。海割れという自然現象が起こることで有名です。
「珍島物語」はかなり抽象的な歌詞内容です。
そのため、深読みする人が多くて「朝鮮半島統一を願った歌詞の歌ではないか?」などと推測する余白が生まれてしまったのです。
このことから「珍島物語」は韓国にまつわる歌と認識されるようになり、これが天童よしみさんが韓国人なのではないかと言われる大きな理由となっているようです。
しかし、天童よしみさんはこの曲の作詞も作曲も関わっていません。フロントとして歌っているだけです。
珍島には「海割れ」という現象が有名で、観光スポットにもなっています。韓国版モーゼの奇跡ともいわれています。
珍島から茅島にかけて、干潮時に幅30m・長さ2kmの道が海に出現します。
海が真っ二つに割れて、島と島が繋がる道が出来上がるところから、南北分断された家族の再会を祈るという意味が込められていると言われています。
この思いが「ヨンドンサリの伝説」と繋がっているのだとか。
天童よしみさんの「珍島物語」では、離ればなれになった家族が神様の力で再開を果たすストーリーが歌のテーマになっています。
愛する人や家族とやむをえない事情により離ればなれになって暮らしている人たちを励まし、応援する歌でもありました。
離ればなれになってしまった方々の祈りや願いが込められている歌詞となっています。愛する人ともう一度会わせて欲しいと神様に祈っている様子です。
遠く離れていても、愛する人を信じて絶対にもう一度会えると信じて待っている…そんな歌詞です。
深読みしすぎだとは思いますが、この「珍島物語」には朝鮮半島の対立ということではでなく、日本でいうと北朝鮮と拉致被害者との関係といった問題も、暗に盛り込んでいるのかもしれないという考察も、ネット上では見られます。
事情があって、離ればなれになってしまった愛する人を大切に想う気持ちが込められた素敵な歌です。
天童よしみさんの歌唱力に耳を奪われがちですが、歌詞にも注目して聞くと「珍島物語」をより深く味わえるでしょう。
「珍島物語」に対する韓国の反応
「珍島物語」には韓国版があり、「珍島アリラン」として販売されているそうです。
真剣な家族愛の歌なので、「珍島物語」に関する悪い評判やコメント等は見当たりませんでした。韓国語で書かれている為、筆者が見つけられなかっただけかもしれませんが…。
韓国が絡むと、すぐに「炎上」「荒らし」のイメージが湧いてしまう方も多いかもしれませんが、「珍島物語」に関しては特にこれといった悪い反応は見受けられませんでした。
韓国人説と和歌山県田辺市出身
大物演歌歌手としていまだに人気を誇っている天童よしみさんですが、実は在日の韓国人ではないのか?と噂されることがあります。
結論からいうと、天童よしみさんは和歌山県田辺市出身の日本人です。
「珍島物語」を歌っていたこと以外にも、お顔つきから韓国人系ではないかと噂するネット上の意見を見つけましたが、それは言いがかりかと…。
天童よしみさんの顔の特徴としては、やはり目が細めであるところでしょうか。演歌歌手としてステージに立つときには、ばっちりメイクの濃い目元になっています。
目が細いというだけで、韓国人なのでは?と言われてしまうのはちょっと気の毒です。日本人の方で目が細くて一重の方はたくさんいます。それだけで韓国人と断定することは全くできません。
何より天童よしみさんの出身地は和歌山県田辺市です。
4歳の時に父親の仕事の都合で和歌山県から大阪府に引っ越しました。天童よしみさんというと、どうしても大阪の人のイメージでしたが、出身は和歌山県だったのですね。
父親は吉田義行
出典:FC2ブログ
天童よしみさんの父親は、吉田義行さんです。
和歌山県内のバス会社で運転手として勤務していましたが、結婚後に大阪のタクシー会社に転職されました。
この転職がきっかけで、吉田家は大阪に引っ越しました。
お父様は歌やサックスが趣味だったようで、その影響から天童よしみさんも歌が好きな少女に育っていったのでしょうね。
父親の義行さんと、夕食後にワンツーマンで歌を練習することが毎日の日課となっていたとか。
母親は吉田筆子
出典:朝日新聞DIGITAL
天童よしみさんの母親は、吉田筆子さんといいます。
父親も母親も日本人です。特段、ご両親が韓国人だったとの話はありませんでした。
やはり「珍島物語」の歌詞から来るイメージで、韓国人説デマが生まれてしまっただけのようです。
天童よしみの韓国人説に関する噂のまとめ
- 天童よしみの韓国人説は「珍島物語」の歌詞が誤解されたことが発端
- 「珍島物語」は朝鮮半島の家族の再会を願う内容と解釈された
- 実際には天童よしみは和歌山県田辺市出身の日本人
- 韓国人説は顔立ちによる憶測も影響しているが根拠はない
- 韓国版「珍島物語」として「珍島アリラン」が販売されている
- 韓国での評価は特に悪いものはなく、家族愛の歌として親しまれる
- 父・吉田義行は和歌山のバス会社勤務後、大阪のタクシー会社に転職
- 母・吉田筆子も日本人で、韓国系のルーツは一切ない
- 父親は歌やサックスが趣味で、天童よしみに歌の影響を与えた
- 4歳の時に父の転職で和歌山県から大阪府に引っ越し
- 幼少期から父と毎晩ワンツーマンで歌の練習をしていた
- 「珍島物語」の歌詞は南北分断とは関係ないとの見解もある
- 天童よしみの歌唱力が評価され、深読みされることが多い
- 日本人でも目が細い人は多く、顔つきで国籍を決めるのは誤り
- 韓国人説は完全なデマで、天童よしみは純粋な日本人