ボーちゃんといえば、その本名が謎なことで有名です。本名として様々な説が浮上していて、多くの候補がありますので、検討してみたいと思います。
目次
ボーちゃんの本名は一体何なのか検証
野原しんのすけ、桜田ねね、風間とおる、佐藤まさる…4人の本名はアニメの中で明らかにされていますが、ボーちゃんの本名だけは公開されていません。
ボーちゃんだけは、最初からずっと「ボーちゃん」と呼ばれ続けています。本名が不明なことからファンの中では様々な予測がされています。
「井川棒太郎(いがわ ぼうたろう)」説
ボーちゃんの本名として一番有力なのが「井川棒太郎(いがわぼうたろう)」です。
1993年8月23日に放送された『相撲大会ガンバるゾ』の回にて、トーナメント表に「井川棒太郎」の文字がありました。
井川さんというキャラクターは今まで他に出てきていませんし、本名が「棒太郎」なのであれば「ボーちゃん」というあだ名がつけられることもかなり自然です。
しんのすけ達と一緒にトーナメントに出場している点、あだ名がボーちゃんになりそうな名前である点を考慮すると、作画担当が勝手に書いた可能性もあるので真偽は謎ではあるものの、「井川棒太郎(いがわぼうたろう)」は最もボーちゃんの本名として可能性が高いだろうと考えられています。
ピクシブ百科事典さんにも上記のような書かれ方をしていまして、有力な通説だといえます。
「棒井棒太郎(ぼうい ぼうたろう)」説
1994年1月放送の『オラはエンピツしんちゃんだゾ(第83話)』の中で、出席を取るシーンがあります。
そこでボーちゃんが「棒井棒太郎(ぼうい ぼうたろう)」と呼ばれていたらしいです。
「東構棒太郎(ひがしかまえ ぼうたろう)」説
ソース不明ですが、「東構棒太郎(ひがしかまえ ぼうたろう)」説もあり、なぜか広まっている説のうちのひとつです。
人気サイト「bokete」にも上記のようなお題を出した方がおり、ボーちゃんの本名として広まっている名前です。
東構(ひがしかまえ)という苗字は、全国に110人程度しかいないかなり珍しい苗字です。
三重県、神奈川県、静岡県でみられる苗字らしく、埼玉県ではないんですね…。なぜこの苗字が候補に挙がっているのかはよくわかりません。
「石橋ボー」説
ボーちゃんの本名として「石橋ボー」説もあります。「石橋ボー」と呼ばれた放送回があったらしいのですが、どの回なのか特定は出来ませんでした。
ボーちゃんは家族構成についてもほとんど不明で、両親も素性が良く分かりません。
ウィキペディアに書かれていたことなので、信憑性は低いのですが、一応ご紹介してみました。
ボーちゃんの中国人説「ボー・チャン」
実はボーちゃんは中国人で、「ボーちゃん」はニックネームだと思っていたけど、本名が「ボー・チャン」なのではないかという説もあります。
ボーちゃんは日本語がカタコトですし、様々な特技をもっているのも器用な中国人を連想させます。
中国人だとすれば、ご近所さんと文化の違いからコミュニケーションがうまく取れずに孤立しているという設定で、家族が表に出てこないのにも筋が通ります。
ただし、中国版のクレヨンしんちゃんの公式HPには「阿呆(アダイ)」と書かれてます。
一見、悪口のような気もしますが、「阿」というのは「ちゃん」の意味ですので「呆(ぼう)ちゃん」ということです。
となると、「ボー・チャン」が本名という説は微妙な線ですね。
ボーちゃんはなぜ鼻水が出ているのか。理由は障害者がモデルだから?
ボーちゃんといえば、ずっと出ている鼻水が気になります。何か理由はあるのでしょうか。
一説では、ボーちゃんは障害者をモチーフに描いたのではないかとの説があるようです。多少、悪意も感じられる都市伝説ではあります。
話し方が他の園児に比べてはっきりせず、発達が遅れているかのような印象があること。時折、周囲を驚かせる天才的な機転を利かせること。
普段は遅れているけど、とある場面では驚異的な結果を見せることもあり、一点だけ能力値がバグっているサヴァン症候群などの自閉症的な障害児童を彷彿とさせるキャライメージがあります。
言語障害があるのでは?という噂もあり、鼻水もずっと垂らしている…。"発達が遅れている子" という裏設定がもしかしたらあるのかもしれません。
ボーちゃんの鼻水には謎設定がある
ボーちゃんの鼻水はただ垂れ流しているだけではなくて、色々と設定があります。
- 興奮状態を表している(興奮すると揺れる。MAXに達すると高速回転する)
- 体のバランスを保っている
確かに、盛り上がるタイミングで鼻水が暴走していたりします。鼻水はボーちゃんの感情と連動していたのですね。
また、鼻水がなくなると平衡感覚が保てなくなったり、体に異常が出るそうです。
ボーちゃんにとって、鼻水は欠かせない大切な体の一部だったのですね。笑
ちなみに、上記のようにボーちゃんに鼻水が出てない貴重なシーンも放送されたことがあります。
クレヨンしんちゃんは明るく元気な園児たちの様子とは裏腹に、裏設定が多々あるのでは?との都市伝説も多々あります。
しんちゃんは多動性障害、ねねちゃん親子はヒステリー、ボーちゃんの親はネグレクト、風間くんは教育虐待…。このようにブラックな都市伝説も多いです。
言ってみれば、際どい子どもたちを描いたアニメなのではないか、風刺なのではないか。
明るいお遊びアニメと思いきや、実は重い社会的なメッセージが込められている作品なのではないかと考えるファンもいるようです。
作者の臼井さんは、怪しい亡くなり方をされていますし、何か闇を抱えていた可能性もあります。「クレヨンしんちゃん」は、何かの思いを込めながら作られた作品なのかもしれません。