蝶野正洋さんといえば、痛そうなビンタをぶちかます印象がありますよね。しかしながら、とある事件をきっかけにビンタをしないことにしたらしいのです。
バラエティーにも多く出演されているプロレスラーで、有名なのはガキの使いやあらへんでの山崎方正さんへのビンタの流れ(笑)
蝶野正洋がビンタをしない?【フライデー】日野ビンタ事件を重く受け止め
ビンタ事件を起こしたのは、蝶野正洋さんではなくて日野皓正さんという方です。日野皓正さんは世界的に有名なトランペット演奏者で、指導していた中学生にビンタをしたことでニュースになりました。
叩かれた中学生は日野皓正さんの事を責めているという事はなく、ご家族も納得しているので、もはや本人たちは問題にしていなかったみたいですね。ビンタつながりで週刊誌は蝶野さんにインタビューをしました。
FRIDAYの記事の中で蝶野は、日野皓正が中学生の髪をつかんでビンタした件に対し「信頼関係があったとしても、子供に教える立場としてこれはダメでしょう。(中略)体罰ですらない。もはや暴力」と言い切っている。
それゆえ「今回の件で論争を呼んでいますし…今年はオファーがあってもビンタはしません」と語っている。
蝶野の師匠・アントニオ猪木(74)は東北大震災直後の被災地でビンタを連発して顰蹙を買ったというが、蝶野は日野の事件を慎重に受け止めたようだ。
だが、蝶野がビンタをやめる背景には別の「事故」があると分析するのはスポーツ紙の記者。
ビンタって、もはやエンターテイメントみたいになってますが、実際のところは単なる暴力です。教育でも指導でもありません。ただ、この事件については日野さんをフォローする人も多かったのです。中学生も十分ひどい態度でした。
ソロパートが長すぎドラムを叩くのをやめろとスティックを取り上げたのに、その後なんと手でドラムを叩き続けたのです。その行動に対し、ビンタに及びました。この中学生はソロで気分が良くなって、ノッちゃってたのかもしれませんね(笑)
中学生の態度が良くなかったのは確かです。とはいえ、公の場で髪を掴んでのビンタも大きな問題です。態度が悪い人は叩いても良いという法律はありません。
ちなみにこれは2017年の出来事です。結果的には、大晦日の「ガキの使いやあらへんで」で、月亭方正さんにビンタは行ってます。
「ああ見えて蝶野はまっとうな考えの常識人で、ドイツ人の奥さんの影響からか、子供の人権にも敏感なリベラル志向の人物。
三重県で開かれた『子育て』をテーマにした講演会でも「どんなに反発が強くても絶対に手を出しちゃダメ! 男親は背中で語るべし」と、独自のイクメン論を披露しています」(芸能プロダクション関係者)
手を出すのは絶対にいけません。子供に手を出す親がたまにいますが、大変な間違いです。子供は殴られるのが嫌で、委縮してしまいます。
そもそも子供が悪いことをしたら、なぜそれがいけないことなのかを教えてあげなければいけません。手を出して解決させることしかできない大人は、口で説明する能力が低いことにほかなりません。
蝶野さんの考え方をぜひ、見習ってほしいですね。また、手を出すことで相手が予想だにしない重篤なケガを負ってしまうこともあります。蝶野さんがビンタを控えている理由はここにもあります。
「じつは蝶野は、友人でもあるプロレスラー・高山善廣(50)が頸髄完全損傷で医師から『回復の見込みがない』と診断されたことにショックを受けている。
高山のような強靭な男ですら、一つ間違えば取り返しのつかない状態になってしまう。それゆえ、バラエティ番組を見た子供たちに、うかつに自分の真似をして欲しくないという思いがあるようです」
テレビの影響を受けて子供が真似をする…昔からよくある事でした。保育園によっては"子供が真似をして危険なので戦隊シリーズを見せないでください"と保護者にお知らせしていたところもあったとききます。
子供はテレビに出ている大人の言動を面白がってすぐ真似します。子供が力任せにビンタをすれば、聴力を失う事故が起こることも十分考えられます。
蝶野さんはプロレスラーですからある種、人を殴ること叩くことの「プロ」です。力の加減を微調整して、パフォーマンスとしてのおもしろさを残しながらも相手にケガはさせないよう、細心の注意を払いながらビンタをしています。
しかし、そんな配慮を見ている子供がわかってくれるはずがありません。だからこそ「もうビンタしない」という発言をしたのでしょう。
ビンタオファーは基本断っている/素顔はいい人だった蝶野さん「素人にはビンタしたくない」
蝶野さんはテレビに出演するときは、横暴で野蛮なイメージ(笑)があるのですが、その素顔は非常に紳士的で礼儀正しい方なのです。それがわかるエピソードも多々あります。
「蝶野さんといえば、ビンタのイメージが強いですが、実は本人のポリシーとして『素人にビンタはしたくない』というのがある。
数々のテレビ番組やイベント会社から『ビンタをしてください』というオファーがあるのですが、基本的にビンタはすべて断っているそう。
事故があってからでは遅いですからね」とあるテレビ局関係者は明かす。
基本的にビンタは断っているんですね。確かに師匠のアントニオ猪木さんは色々なところでビンタを行っていますが、蝶野正洋さんはガキの使いやあらへんでぐらいでしか見かけないですよね。
方正もズブの素人であることは間違いない。実はあのビンタは、蝶野が長年、ビンタを打ち続けたことによって、方正の「限界」を知っているからこそできる“離れ業”だという。
「あうんの呼吸とでもいうんでしょうかね。危険ギリギリのところを肌感覚で分かっているからこそできるビンタ。
打つ側と受ける側、信頼関係がなければ成立しない。方正を信じているからこそ、蝶野さんも思い切ってビンタできる」
月亭方正さんはテレビではかなり嫌がっていて、その様子がおもしろかったりもするのですが、それはあつい信頼関係によるものだったんですね。
フライデーの話まで出して逃れようとしていたのには笑いましたが(笑)蝶野正洋さんの「リップサービス」も面白かったです。まさにお互いのことが分かっているからこそ生まれる掛合いと、エンターテイメントだったんですね。
蝶野さんの紳士的な性格がわかるエピソードをご紹介します。
現役当時、リング外では相手選手のことを「◯◯さん」「◯◯選手」と呼び、接し方が礼儀正しい。
2005年に亡くなったプロレス仲間の橋本真也さんの息子・橋本大地さんがプロレスデビューする時には、亡き友の代わりに全面的にサポートし、デビュー戦の相手まで務めた。
相手の事をしっかりと「さん」付けで呼ぶのは大人のマナーですよね。友人でもない限り、呼び捨てはNGなのは当然だろうと思いつつも、できていない人も結構多いのが現実です。
また、仲間の息子を気遣って、デビュー戦の相手まで務めたことには感動します。優しい方というイメージが付きますよね。
蝶野正洋さんと何人かのプロレス関係者が一緒に商店街を歩いていた時に、プロレスファンの人が蝶野正洋さんのことは無視して別の方にサインをもらっていた。
その様子を蝶野正洋さんは見ていて、「良かったな」と一言声をかけていた。(あるプロレスファンの方の話)
ある打ち上げの席で蝶野正洋さんとご一緒させて頂いたのですが、恐る恐る「蝶野さん」と呼ぶと、蝶野さんは「はい、どうしました?」と優しく返答してもらえました。
全てが大人の対応です。「当たり前だろ」と思う方も居るかもしれませんが、できない横柄な有名人、若しくは一般の人でもダメな方は沢山います。蝶野正洋さんの素顔、めちゃめちゃいい人だったんですね。
これらのエピソードを聞くと、すっかり蝶野さんのファンになっちゃいますよね(笑)現在、体調があまり良くないらしいのですが、今後の活躍にも期待したいです。