元AKB・福留光帆(ふくとめみつほ)さんに注目が集まっています。とあるYouTube企画に、名前も知らないアイドル枠で呼ばれたはずが自然体でおもしろ過ぎた為、もはやなぜ全く売れずに卒業してしまったのかが不思議だと世間で言われている方です。
現役時代にどういう活動をしていたのか、どうして売れないまま卒業してしまったのか、気になる人が多いので調べてみました。
目次
福留光帆の卒業理由を深堀り
福留光帆さんは兵庫県尼崎市出身の元アイドルです。2019~2020年に小嶋花梨さんに憧れてAKB48に入ったものの夢を諦め、2022年に活動期間たった2年半で卒業をしました。
本人談によると、AKBを卒業してからは2年ほどニートをしていたそうですが、2024年になって佐久間宣行さんのYouTubeに出演したことで大きく話題となりました。
企画内で、共演したアルコ&ピース平子さんのイカレっぷりを引き立てるために、ほぼ素人同然の元アイドル枠で呼ばれただけだったのですが、想定外のバラエティ対応力を見せ、注目が集まりました。
視聴者の中には「こんなに面白いのに何で全く売れないまま卒業してしまったのか」と疑問に思う方が多いようで、たくさんのコメントが寄せられていましたので、卒業理由について調べてみました。
①某ウイルスの制限で思うような活動ができなかったから
不運にも福留光帆さんがAKBに加入したのは、某ウイルスで騒がれ始めた2019年後半です。そこから卒業してしまう2022年まで活動期間中丸々、影響を受け続けてしまったことが大きかったと思われます。
握手会やライブ、コンサート等々、アイドルの活動は人が集まったり接触したりするイベントが多いのに、当時は一切禁止されていました。世間的にも外出が禁止され、エッセンシャルな職種以外の人は強制的にリモートワークに移行させられるなど、異常な状態だったと思います。
そんな中で思うように活動できず、歯がゆい思いをしていたことでしょう。
新人としてこれから新しく人気を獲得していかないといけないのに、そのための活動を制限されている状態は非常に苦しかったのではないでしょうか。
卒業時の公式コメントでも「加入して数か月でウイルス蔓延により、思い描いていた日々と現実のギャップに何度も心が折れかけました」と述べています。これは正直なところ、不憫です。
活躍の機会もなく、才能が発見されること無いまま、活動が停止してしまったのです。
②アイドルに不向きな性格とキャラクター
なぜかナチュラルに大喜利ができて、会話のレスポンスも早く、ボートレースレーサーに推しがいるというキャラクターは、AKBアイドルとしては合わなかったのでしょう。
福留光帆さんは、可愛くてキラキラな王道のアイドル像からは離れていたのかもしれません。
一回YouTubeで芸人さんと絡んだだけでこれだけ話題になってしまうなんて、明らかにバラエティ番組の才能があります。
それにもかかわらず、2年半いたAKBでは全くこの性格やキャラクターが見出されることもなく、活かされることもなく終わってしまったのですから、彼女の才能を活かす環境としてはアイドルは適切ではなかったのでしょう。
③仕事を選ぶことができない苦しさ
AKBは団体戦ですし、所属している限りは "AKBのメンバーとして" の行動や振る舞いが求められます。福留光帆さんにとっては、それをやろうとするとどうしても受け身になってしまって悩んでいたそうです。
実家に住んでいたので地元の兵庫から東京に通ってお仕事をこなしていたものの、他のメンバーはどんどん上京していく中、自分はこのままでいいのかと自問自答する日々だったようです。
「このままではダメだ」と感じ、与えられた仕事をこなすだけの状態になっている自分から脱するために、AKBのみならずアイドルからも卒業しようと思ったとのこと。
卒業後は自分から色々と発信したいし挑戦していきたいと思っていたものの、どう行動して良いか分からずに、そのままニート状態に突入してしまったようです。
④先が見えない不安
某ウイルス禍だったこともあり、当時は売れる兆しもなくて、先のことを考えて不安になっていた日々も多かっただろうと想像します。
先行きが見えないのが一番メンタル的にも厳しいですよね。希望や夢を持てないまま、活動を継続することは困難です。
福留光帆さんは20代に入ったばっかりでまだまだ若いので、一度自分の今後を見直したのだと思います。アイドルの道を進んだ先に自分の望む結果は得られなさそうだと考えて、撤退したのではないでしょうか。
福留光帆のAKB時代の活躍は実際どうだったのか
AKBのアイドルだった頃の福留光帆さんは、どのような活動をしていたのでしょうか。
チームAに入ったことが一度も無い
福留光帆さんは、当時AKBのチーム8とチームBに所属していました。AKBにはチームがいくつかあって、進学塾のようにレベルで分けられています。
エースが多く人気の高い方が多く所属しているチームAは、進学塾でいう特進コースのような感じなのですが、福留光帆さんは一度もチームAには入ったことがありません。
都道府県代表(兵庫県)として地域ライブに参加したり、選抜された場合は選抜メンバーとして楽曲に参加して活動していました。AKBの中ではまったりした活動だったかと思います。
神セブンに入ったことはない
AKBで人気トップを「神7」と呼びますが、福留光帆さんは神7にも入ったことはありません。神7は主にチームAの子たちで構成されています。
神7に入りたければまずチームA入りを目指す必要がありますが、福留光帆さんは最後まで入ることはありませんでした。
選抜されたのは2曲だけでセンター経験皆無
福留光帆さんが選抜された曲は「西高東低」「ヤカラソウ」の2つだけでした。いずれもセンターではなかったので、福留光帆さんにはセンター経験はありません。
AKBは非常に大所帯なので、楽曲に選抜されるだけで大変です。アイドルとしての光る才能がないと、大勢の他のアイドルに埋もれてしまって活躍することは難しいです。
福留光帆さんはこのまま活動しても、自分がセンターを取れるどころか、チームAに上がることも難しいだろうと悟ったのだろうと思います。
福留光帆が持つ謎の大喜利スキルと得体のしれない面白さ
最初は仕込みかと思いましたが、素でこんな感じの大喜利ができるようです。しかも、いきなり振られたにも関わらず、即レスポンスで強烈な回答を返しています。
ニート期間が長くてテレビの仕事が久しぶりだからか、元アイドルらしからぬ低めのテンションと乏しい表情で淡々と面白回答を連発する姿に、仕掛け人の佐久間宣行さんも非常におもしろがっていました。
福留光帆さんの朝が苦手な低体温の人みたいな雰囲気と態度が、ボケてるのか何なのか良く分からない雰囲気を醸し出し、得体のしれない面白さを生み出していたように思います。
こんなに面白いのに福留光帆はなぜ今まで全く売れなかったのか
しばらくニートをしていたとは思えない回答と瞬発力に、平子さんは「ホントは(ニートじゃなくて何かお笑いの仕事や勉強を)やってたでしょ?」と福留光帆さんに質問してしまう程でした。
しかもその返答も笑えます。すごい。
持って生まれた才能、向き不向きと環境は大事だと改めて気づかされます。
AKBという環境で、プロデューサーなどたくさんの大人たちと触れ合ってきたにも関わらず、誰にも発掘されることなく卒業してしまったのですから、AKBでは福留光帆さんを全く活かすことができませんでした。
今回、佐久間宣行さんの動画に出演した途端、あっという間に世間に発掘されてしまったのですから、どこの場所で誰と仕事をするかで、人生は全く変わってしまうのだと感じます。
自分が輝ける環境を探し、そういった環境に巡り合える運をつかめるように努力をすることが、運命を変えるのかもしれません。
福留光帆さんにとって、アイドルを卒業したことで自分の能力を見つけてもらえる運が巡ってきたと言っても過言ではありません。アイドルを卒業したことが運命の分岐点だったのですね。
福留光帆がボートレースにハマったのは家族の影響
福留光帆さんはボートレースが大好きです。YouTubeに出演するずっと前からボートレースについてSNSでも発信を続けています。
ボートレースにハマったきっかけは、父親と祖父が好きだったからだそうです。家族でボートレースのファンということで、サラブレッドですね。
また、出身が兵庫県尼崎ということもあり、尼崎にはボートレース場があります。ボートレース場とともに育っており、身近な存在でした。
一応、大人の遊びではあるので、ボートレースに関して表立って発信をするようになったのは、2023年に20歳の誕生日を迎えてからのタイミングです。
佐久間さんのYouTubeに出演した際、お守りの話になったときに、自分もそういうの持ち歩いていると言いながら取り出したのがこちらでした。
推しのボートレーサー・毒島誠さんの応援舟券です。飄々とこんなスマホを出す福留光帆さんの姿に、現場は爆笑の渦でした。こんなのおもしろ過ぎます。
少々、共演していたアルコ&ピースよりも福留光帆さんの方がおもしろく、芸人56しの元アイドルとして活躍してくれるかもしれません。
毒島誠選手の何が好きなのか聞かれた福留光帆さんが、畳みかけるようにその良さをコメントする様子もおもしろくて話題になりました。
「綺麗なレースですよね」から始まり、「まくり差し」「ピット離れ」など一般の人がよく分からない専門用語を連発して、"マジモン" のコメントをしていました。
福留光帆さん本人はふざけていたわけではなくて、本当に毒島誠さんが大好きで語ってしまっただけでしたが、その様子のおかしさに、アルピーの平子さんは仕掛け人なのに笑ってしまい、顔を見られないようにうつ伏せになって堪えている様子もおもしろかったです。
福留光帆は今まで無理してアイドルを演じていたのかもしれない
福留光帆さんは自然体になると、こういうキャラクターだったのですね。
アイドル時代は全くその面白さの片鱗も見えなかったので、無理して本来の自分を隠し、みんなの理想のアイドルになろうと自分を合わせて演じていたのかもしれません。
基本的にアイドルはみんな演じるものではありますが、気質は人それぞれ違います。演じることが楽しい、とか性に合っている人もいれば、そうでない人もいるはずです。
福留光帆さんの場合は、作るのをやめた自然体な状態が世間に求められていたのですね。
福留光帆の今後の活躍に期待感が高まる!
佐久間さんのYouTubeをきっかけに、バラエティ番組やネット動画で活躍するのではないかと期待感が高まっています。
大喜利ができるアイドルや女性タレントは確かに何名か既にいますが、限られた人しかおらず、まだまだ席は空いていると思います。
大喜利は簡単に真似できるスキルでもないので、一度そこに行ければライバルの数も限られますし、活躍の道がさらに開けるのではないでしょうか。
ボートレース関連のお仕事オファーも増えるのではないでしょうか。
今後、バラエティ番組で見かけることが増えるかもしれないですし、とっても楽しみですね!