映画監督としてその名を知らしめ、TVドラマ、アニメーション、ミュージックビデオなど数多くの作品を生み出してきた岩井俊二さん。

自身初の長編映画となった、1995年公開の『Love Letter』は、アジア圏にて絶賛の嵐。
翌年公開された、『スワロウテイル』は賛否が別れる作品となりましたが、世の中に〝岩井俊二〟という名前が知れ渡った作品と言ってもいいでしょう。

美しい映像表現とどこか切なさの伴う岩井俊二さんの作品は、鑑賞後、その世界観を日常に持ち込んでしまうほどの魅力があります。

そんな優れた映画監督である岩井俊二さんですが、あまり表舞台に出る事はなく、プライベートも謎に包まれています。

今回は、そんな岩井俊二さんのご家族やプライベートな情報について迫りたいと思います。

岩井俊二は過去2回結婚している

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元来無口な印象で、全くと言っていいほどプライベートをお話しにならない岩井俊二さん。

しかし、調べてみたところ過去に2度の結婚を経験しているそうです。

それは、2015年11月22日に放送された『僕らの時代』でのことでした。

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番組では同じく映画監督として活躍する、園子温さん、紀里谷和明さんとの対談であり、気心の知れた仲からか終始談笑する様子が見られ、『異端児』と称される3人の映画監督の会話は番組放送時間30分では足りないと感じるほど濃密なものでした。

そして、会話の流れの中で岩井俊二さんは「2回結婚している、20歳の子供がいる」と発言されており、このことから2015年時点で2人目の奥様と1人のお子さんがいたことがわかります。

岩井俊二の妻はおそらく一般人女性

では岩井俊二さんの奥様はどういったお方なのでしょうか?

SNS等、調べてみたところ岩井俊二さんの奥様についての具体的な情報は出てきませんでした。

映画監督というお仕事柄、芸能関係者とのご縁が沢山あるとは思いますが、もし有名な方なのであれば既に情報として出ているはずなので、奥様は一般人女性である可能性が高いと考えられます。

岩井俊二と妻との馴れ初め

次に、奥様との馴れ初めについてですが、こちらも一切の情報はありませんでした。

しかし上記の通り、2015年当時に20歳になるお子さんがいたとすれば、岩井俊二さんが33歳の時に生まれた計算となります。

この事から、2人目の奥さんとの出会いは岩井俊二さんが30歳前後の時に出会った女性である可能性が高いと推測できます。

また2015年『僕らの時代』にて、紀里谷和明さんが「岩井さんはモテるんだよ!女のコがキャーキャー寄ってくるの」と発言していたことから、奥様は元々岩井俊二さんのファンであった可能性も考えられます。

岩井俊二と妻との夫婦仲や結婚生活エピソード

出典:BRUTUS

夫婦の関係や結婚生活についても全く語られることのない岩井俊二さん。

2024年、雑誌『BRUTUS』のインタビューにて「自分自身をバージョンアップさせることが好きで、常に新しい何かを追い求めていないと、逆に落ち着かないんですよね。」と語っておられ、61歳となった今も常に挑戦する姿勢を保ち続けています。

また映画に限らず、様々なことを自分自身の力で成し遂げることの出来る岩井俊二さん。

もし、現在も共に奥様と生活をされているのであれば、お互いの事にはあまり干渉せず、独立した夫婦関係を築いているのではないでしょうか?

岩井俊二には成人済みの子供・酒井樹がいる

岩井俊二さんには息子がおり、〝酒井樹〟というお名前で、モデル、歌手活動ををされています。

酒井樹さんは、1995年2月11日生まれの現在28歳。

2017年、ヨウジヤマモトが展開するブランド、Ground Yの春夏コレクションにてお二人はモデルを務めています。

出典:X

同ブランドに『ファミリー』というコンセプトが加わった際、親子で抜擢されたようです。

お顔は、それほど似ているとは感じませんでしたが、どこか醸し出す雰囲気のようなものが酷似しているように感じます。

酒井樹さんはこの時期に『JUNGLE TOKYO』という事務所に所属していましたが、2024年現在は、事務所ホームページに名前が記載されていないことから脱退されたと考えられます。

また、2020年に岩井俊二さんが脚本、監督を務めた作品『8日で死んだ怪獣の12日の物語』では、歌手として参加しており『Adolescence』という楽曲を提供しています。

出典:X

この投稿の後、2件程投稿をされていますが、それ以降の投稿は見られず、Instagram含めSNSでの発信は2020年以降されていません。

酒井樹さんのXからは、歌手活動に専念されている様子が伺えるため、今後さらに素晴らしい楽曲が聴けることを願います。

岩井俊二に妻と子供がいることによる作品への影響

出典:ソフトバンクニュース

直接的に奥様や息子さんに影響を受けたという情報は出てきませんでしたが、東日本大震災の際『家族』について発言されていました。

「家族に連絡がつかなくなり、消息がわかる2、3日後まではとにかく心配でした。宮城に親戚が多く、ある人はふと外に目をやると目線の高さまで浸水していて、あわてて逃げて何とか助かったという話も聞きました。」

岩井俊二さんは宮城県の出身で、自身の身近な人たちが震災の影響を受けたこともあり、後にドキュメンタリー映画『friends after 3.11【劇場版】』を制作されています。

映画の冒頭に流れる津波の映像は、姪っ子さんが実際に撮影したそうです。

これ以降も、〝家庭〟〝家族〟についての愛を表現した作品が多い事から、震災を通し奥様や息子さん含め、家族という存在そのものが、岩井俊二さんの作品に影響を与えたのではないでしょうか。

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