キンコン梶原さんが干された理由を知っていますか?もう6年も前の話になるので、今の若い世代は知らないかもしれませんね。
当時は、ニュースでも大きく取り上げられて、かなりの話題になりました。
話題のいじりやすさから、"不正受給"というワードが独り歩きしてしまって、梶原さん本人からの弁解・説明をする機会がないまま、梶原さんは番組を干されに干されて、消えてしまいました。
梶原さんとしては本音として言いたいことがたくさんあったんだと思いますが、大衆というのは一度「不正だ!」と騒いでしまえば、その暴走を収めることは難しいのです。
結局、梶原=生活保護不正受給の人、というイメージが抜けきれずに、多くの番組から追放されてしまいました。今、その真相をまとめてみましたので、ご覧ください。
目次
キンコン梶原雄太が干された理由は生活保護の不正受給…?その真相に迫る
梶原雄太さんは、母親が生活保護の不正受給をしているということで干されたんですが、その中身を調べてみました。
梶原雄太さんは、母親にマンションの一室を買ってあげていました。
しかしながら、そのローンの支払いでいっぱいいっぱいで、キンコン梶原さんは母親の生活費まで面倒をみることが出来ませんでした。
そのため、母親は生活保護を受けていたという話なんだそうです。
衆議院予算委員会でも、その梶原さんの生活保護受給の話題が登場しましたよね。
そんな状況ある?って思った皆様、梶原さんが支払っていたローン、毎月40万円の返済だったようです。
母親に生活保護を受給させているともなれば、テレビを見ている視聴者、すなわち一般大衆からの印象は最悪になりますよね。
それでテレビ関係者は、梶原さんを起用したがらなくなり…
また、当時はブイブイ言わしていた梶原さんのことを良く思わない、引いては「嫌い」と公言する芸人までいて、助けてくれる味方も減っていたことも干された原因のひとつだと思います。
ただ、梶原さんは干されたとはいえ、芸能界の四天王と言われる上沼恵美子さんの寵愛を受けておられるので(笑)上沼さんの番組には出続けていました。
同時に、次長課長の河本さんも同じように母親に生活保護を受給させていて、これも取り上げられて大きく問題になりました。
(河本さんの場合は、既にネタ化してますけどね…w)
生活保護の正規受給と不正受給の違いは何?大きな条件は4つ!
生活保護は度々ニュースで取り上げられますが、もちろん生活保護自体が悪い訳ではありません。正しく受給する分には全く問題ないんですよね。
この際、生活保護の正しい受給条件を、知識として学習しておきましょう。
- 援助してくれる身内、親類がいない
- まったく資産を持っていない
- (病気、ケガなどでやむなく)働けない(例外もあります。)
- 上記①~③を満たしている状態で、月の収入が最低生活費を下回っている
自分と生計を一緒にしている家族がいたり、扶養してくれる親族がいたりする場合には、受給することはできません(①)
そして、資産を持っていないことが必要です(②)そりゃそうですよね、売ったらお金になり、そのお金が生活費の足しになるような場合には、まずそれを使ってからという話になります。
さらに、働けないということも必要になります(③)充分に働けるのに、怠けているような人には生活保護は認められない、ってことなんですね。
以上の①~③を満たした上で、収入が基準を下回る場合、その下回っている部分の金額を生活保護としてもらえる、っていうことです。
梶原さんの場合をあてはめてみる、生活保護の受給条件を満たしていたのだろうか
まず、母親が生活保護を受給していたので、梶原さん自身が受給していたわけではないということを確認しておきましょう。
その上で、4つの各要件を梶原さんの場合にあてはめて考えてみます(あくまで個人の見解ですので、ご注意ください)
① 「援助してくれる身内がいない」について
梶原さんはインタビューでも答えていましたが、マンションを買っていて月40万円のローン返済を抱えていたようです。
真偽は良く分かりませんがもしこれが本当であれば、身内がいるとしても「援助ができる能力がない」ってことになりますよね。
となれば①はクリアっていうことになるんでしょうかね。
② 「全く資産を持っていない」について
ポイントとしては、この②の扱いでしょうね。
マンションを買い、月40万円のローンがあるせいで生活費の扶養が出来ない、っていうのであればそのマンションを売ればいいんじゃないの?っていう感覚があるんでしょう。
だからこそ、なんでお前が生活保護貰ってるんだ!って責められちゃった部分があると思うんですよね。
その資産たるマンションは、母親のために買ったとはいえ、息子に所有権が帰属しているのであれば、生活保護を受けようとしている本人自身に資産があるとはいえない、という扱いになるのでしょうか。
だとすれば、②もクリアってことになります。ここはグレーゾーンですよね。
③ 「(病気、ケガなどでやむなく)働けない」について
詳細は分からないんですが、病気やケガをしていたという事情があれば、③はOKです。
④ 月の収入が最低生活費を下回っている
これも詳細が分かりませんのでなんとも言えないんですが、これも満たしているならば、梶原さんの母親の生活保護需給は不正ではない、ということになります。
このように、順を追って見てみると、①と②の条件のあたりが、若干グレーゾーンっぽくはあるんですよね、、
とはいえ、条件さえ満たしていれば、いくら「ん?」という部分があったとしても、法律的には「不正」ということにはならないですよね。
しかしながら、一般大衆の感覚的には、「芸能人は大金を稼いでいる、ずるい!」みたいなところがそもそもあると思うんですよね。
その感覚がある上で、そんな芸能人の親が "生活保護をもらっている" とでも聞いたもんだから、貧乏で頑張っている大衆が怒っちゃって、それであの大バッシングにつながったんでしょう。
なぜ今、キンコン梶原雄太の生活保護問題なのか
そう、今になってなぜ再びキンコン梶原さんの生活保護問題が取り上げられたのかといえば、Youtubeにその理由があります。
有名Youtuberヒカルさんとラファエルさんのチャンネルに、なんとキンコン梶原さんが登場し、話題になりました。
キングコングといえば、起業家・絵本作家の西野亮廣さんが度々炎上していますよね(笑)これは今の若者たちにもよく知られている案件だと思います。
新しい事をやると必ず叩かれますからね。
「そんなのは芸人じゃない」なんて先輩芸人から叩かれまくった西野さんですが、ついに梶原さんも新しいものを作り出す側へ乗り込もうということなんだと思います。
Youtubeと芸能界には、まだまだわだかまりがあって(というか芸能界側がYoutubeの力をきちんと理解していないだけなのですが…)梶原さんの立ち回りは、その隙をついたものですね。
>>参照:芸能人によるyoutuber批判!嫌いな理由が的外れすぎて時代遅れ
まず、梶原さんはラファエルさんの動画に登場しました。梶原さんは、この動画内でめちゃめちゃ輝いていましたね(笑)
動画のコメント欄では、「キンコン梶原さんがこんなに面白かったって知らなかった」といったコメントで溢れていました。
やはりテレビだと、都合よく編集されてしまったり、それだけではなくそもそも出演者数が多いので、自分のターンが少なくなってしまって本当の実力が出せなくなってしまうんですよね。
しかし、それがYoutubeだと自分の実力の9割くらいを出せるので、そのため梶原さんがすごく輝いて見えたんだと思います。
ラファエルさんの動画での好感触を受けて、梶原さんはヒカルさんの動画にも登場してきました。
このヒカルさんの動画は、なんと1時間以上あるんですけど、再生かなり回ってるんですよね。それだけ評判良かったということです。
その動画の中で、梶原さんは自分の生活保護問題について、初めて触れました。
ヒカルさんもいい感じでイジるので(笑)すっかりネタっぽくなってて、面白く仕上がっていましたね。
今まで公の場でどこでも触れてこなかった例の件について、ヒカルさんのチャンネルで今後、バシバシ突っ込んでいくみたいですね。
梶原さんとしても、言いたくても言えなかったことがたくさんあるようで、次回の登場が非常に楽しみです。
やっぱり、テレビとなると色んな人の利害が絡み合って、タレントさんの発言には規制がかけられてしまう部分があると思います。
それだけじゃなくて、普通に "面白くない" と判断されちゃうっていうのもありますよね。タレントは、「求められている発言」をするのであって、「発言したいこと」を発言できるわけじゃないんですよね。
だから、自分で編集出来て自由にやれるYoutubeというのは、フラストレーションがたまっている芸能人にとって、良い表現の場になると思うのです。
それを、Youtubeの仕組みが良く分からないからといって、周り(特に先輩芸能人)が批判するのを受けて、同じようにYoutubeを批判しているようなタレントは、すごくつまらない人なんだなと感じます。
梶原さん本人が語る「干された理由」ひな壇に向いてなかっただけ、時代の流れに乗れず実力がなかった
一時期「ギリギリッス」で大活躍していた梶原さんですが、テレビから干されたと言われるようになって早数年。書いてきたように、生活保護のアレコレが原因で干されたと思われていたのですが、本人はこんな風に語っていました。
やはり気になりますよね。ボク自身、ネタで「干された」なんて言ってますが、実際はまったくもって違います。単純にボクの実力が足りなかっただけなんですよ。
バラエティ番組は、時代に合わせて変化しています。ボクはその変化の波に乗れなかったんです。
かなり冷静に自分が売れなくなった理由を分析されていました。体を張って面白くするタイプのバラエティから、ひな壇とMCの連係プレーで笑いをとるバラエティに流れが変わってきました。
梶原さんはその流れに乗れず、ひな壇ポジションで活躍することができませんでした。
西野さんがそそくさとひな壇から去る中で、梶原さんは一人で頑張り続けるも、全然上手くいきませんでした。梶原さんご本人も「これは自分に向いてねえなってわかりました」と語っていました。
「干された」というより、ひな壇バラエティで活躍ができなくて、需要がなくなっていったというほうが正しいですね。
西野さんは絵本作家という新しい道を見つけて全力で取り組んでいましたが、それに対して梶原さんは自分にそういう全力投球できるものが無いことにかなりのストレスを感じていたのでした。そんな中、ようやく見つけたのがYoutubeでした。
今のところ、芸歴19年で一番楽しいです。やっと自分の長所を発揮できる場所を見つけたと思ってます。
芸人として吉本に所属しつつ、YoutuberとしてYoutube事務所にも所属することが目標です。二刀流を極めることを表明しました。
「大切なのは本気度」だと語る梶原さんはとってもカッコいいですよね!
キンコン梶原さんの新しい動きが、今後のYoutube界と芸能界の架け橋になるんじゃないかと思うと、ワクワクします。
今後の梶原雄太さんの活躍、すごく楽しみですね。