米谷奈々未さんと長濱ねるさんには以前、確執がありました。現在はすっかり仲直りしていて、かなりの仲良しなのですが「不仲説」がささやかれていた時代もあったのです。

涙なしでは語れない、2人の物語をご紹介します。

米谷奈々未と長濱ねるの不仲説→和解までの全て

よねねるは、欅坂の中でも人気の高いコンビです。しかし、かつてはかなり仲が悪かったのです。仲が悪くなった原因は、はっきりしています。それは長濱ねるさんの欅坂への加入のルートにありました。

米谷奈々未さんと長濱ねるさんの不仲は長濱ねるさんの加入が原因

米谷さんも長濱さんも、2人とも両親からアイドルになることについて猛反対されていました。しかし、米谷さんはなんとか両親を説得してオーディションに進み、合格を手にしました。

それに対して長濱さんは親を説得することができず、最終オーディションに残りながらも、そのまま反対する親の言うことを聞いて、一度はアイドルを諦めました。

ここで2人の運命は分かれたかのように思われましたが、なんと泣き続ける娘の姿を見た長濱ねるさんの親が、後から運営側へ連絡をし、再度審査をしてくれないかと交渉。結局、そのまま合格ということになり、長濱ねるさんは途中加入することに。

うーん…米谷さんの気持ちを察することは難しくないですよね。努力して苦労してメンバーの座をつかみ取った米谷奈々未さんからしてみれば、長濱ねるさんのオーディション合格は裏口入学のように見えたのかもしれません。

ほとんど同じ境遇だったのにも関わらず、しっかり親に向き合って乗り越えた米谷さんから見れば、流されて後から別ルートで入った長濱ねるさんとすぐに打ち解けることはなかなか厳しかったということは容易に想像できます。

長濱ねるさんも長濱ねるさんなりの苦労はしているのでしょうけれど、自身の苦労と比べたら…と考えてしまうと、受け入れられない気持ちが出てきてしまうのもうなづけます。

「仲良くなれないと思う」グループ内で孤立してしまう長濱ねるさん

米谷さんは、長濱さんが加入した当日に面と向かって本人に「仲良くなれないと思う」と伝えました。他のメンバーとしても、加入方法に疑義があった子も多く、ねるさんはメンバー内で孤立した状態になってしまったそうです。

面と向かって相手に気持ちを伝える、しかも好意的な気持ちではなく、否定的な気持ちを伝えるくらい米谷奈々未さんは感情的になっていたようです。同じような境遇だからこそ余計に対抗心や反発心から、つい強い言葉に表れたのでしょうね。

当然、きちんとオーディションを通過してきた他のメンバーも似た気持ちでした。こういった問題は運営がフォローするべきだとは思いますが、当時は当人同士に任せてしまったようですね。

米谷奈々未さんと長濱ねるさんの雪解け/おもてなし会

欅坂46特集を締めくくるのは、けやき坂46 2期生! 2/12に開催された「おもてなし会」を徹底レポートしちゃいます。そして、掲載の写真は全て撮り下ろし! 月刊エンタメでしか見れないレアな公演写真をその目でチェックしてみて下さい!#月刊エンタメ pic.twitter.com/uGnx7wqJJV

— 月刊エンタメ/エンタメNEXT編集部 (@gekkan_entame) 2018年2月26日

このまま険悪ムードが続くかと思いきや、米谷さんが歩み寄ります。「おもてなし会」というイベントにて、米谷奈々未さんと長濱ねるさんは同じ演劇部になっていました。

仲が険悪になっている人たちと同じグループで、打ち解けられていない状態だったこともあり、長濱ねるさんは緊張で泣いてしまっていたそうです。

そんな長濱ねるさんに、米谷奈々未さんが優しく「頑張って」と励ましの声をかけてあげたのでした。

米谷奈々未さん自身も、当時の「仲良くなれない」発言については、ずっと後悔をしていたようです。それにより険悪になり、他のメンバーにもよく思われていない長濱ねるさんを見て、言い過ぎたことを気にしていたのです。

仲直りの方法を探していたところ、同じ「演劇部」に配属されたことをきっかけに話しかけるようになり、不仲説は解消されていきます。今思えば同じ「演劇部」に配属するように計らった運営側が、不仲説をフォローしたのかもしれませんね。

米谷奈々未から長濱ねるへ送った手紙

ねるへ

いつもありがとう。

ねるが加入したときのこと今でも覚えています。ねると私は勉強だったり、加入するときに親に反対されていたり、どこか似ているところがあって。初めの頃意識してしまって、全然話せませんでした。

おもてなし会で同じ演劇部になって、それでも話せなくて。筋トレ事件も今では笑って話せるけど、あの時は空気が重かったよね…

(筋トレ事件、たまたま2人きりになってねるが空気をどうにかするためにかなり本格的にしたこと)

本当にごめんね。おもてなし会の本番で、初めて話しかけることができてそこから少しずつ話すようになって。

今では色んなことを相談しあえる仲になったね。思い返したら、うちが相談させてもらっているほうが多い気がするな。

本当にいつもありがとう。

あと、1つねるに伝えてこなかったことがあります。
ねるが加入した、その日。
私とねるは席がとなりで。

そのときねるに「私はすぐに仲良くなれないと思う。」と言ってしまったことを覚えてます。陰で言うくらいなら、本人に言いたいと思っていました。

でも今考えると、ただひどいことを言っただけだし、ずっと気にしていたんじゃないかと思います。ごめんね。話しかけにくかったよね。

私のダメなところだらけだったのに。ねるはこういうこと話すと、「よねは悪くないよ。」っていつも言ってくれて。

ねるのそういう優しいところ、メンバー大好きなところ、周りの人の気持ちを考えてくれるところ。全部大好きです。

ひらがなけやきとの兼任で大変なことや辛いことが沢山あると思うけど、私はいつでもねるの味方です。

一緒に坂を上っていこうね。

よねより

先述のエピソードは「KEYAROOM」での米谷奈々未さんから長濱ねるさんへ送った手紙で明らかになりました。この手紙を読んだあとの長濱ねるさんは大粒の涙を流し「米谷ってスーパー優しい」と一言。

この話には当人同士だけでなく、ファンの間でも非常に感動話として有名になっています。

今では米谷奈々未さんと長濱ねるさんは大親友に

雨降って地固まるとはまさに二人の関係ではないでしょうか?似ていた境遇が故に意識して不仲になり、そして分かり合える。本当に素晴らしい関係だと思います。

米さんからねるへの手紙

このエピソード聞いてからもう一度MV観ると
色々考えるものがあります。

何度見ても感動✨#欅坂46 #けやき坂46 #長濱ねる #米谷奈々未 #WKEYAKIZAKAの詩 pic.twitter.com/NyqGaW7jjo

— 【厳選】欅坂46⊿ 動画チャンネル💚 (@keyaki46_gensen) 2017年3月29日

『W-KEYAKIZAKAの詩』のMV内では、米谷奈々未さんが長濱ねるさんの手を引いて走りだして、他のメンバーたちに合流するというシーンがあります。

"不仲説→和解"のエピソードを知っているファンから見ると、とても感動的です。こんな演出になっているんです。

途中から合流しようとする長濱ねる

上手く合流できずに置いてかれる長濱ねる

列を抜ける米谷奈々未

長濱の手を引いて連れて行こうとする米谷

走り出す二人

2人のエピソードを知っている人からすると、激アツな演出!!これは泣ける、、ファンはこの演出を見て大歓喜したのでした。

米谷奈々未さんは年内で卒業してしまう

こんばんは。

みなさんにお伝えしたいことがあります。年内で欅坂46を卒業し、7枚目のシングルを最後に学業に専念します。急なご報告となってしまいすみません。

高校1年生で欅坂46に加入してから、もう3年が経ちました。色々な経験をさせていただきました。1番はなんだろう。ロッキンかな。ななちゃんずでの撮影も楽しかったです。

大学に入って、落ち着いて自分のことを考える余裕ができて。将来なにがしたいかな。そのためには今私がどうしたらいいのかな。

と考えた時、学業に専念し、新たな道を探すという決断に至りました。私はもうみなさんとは会えないけれど、これからも欅坂46を応援していただけると嬉しいです。こんな私でごめんなさい。

今までありがとうございました。

米谷奈々未さんは今年いっぱいで欅坂46を卒業して学業に専念することを報告しています。米谷奈々未さんと長濱ねるさんは秀才コンビと言われるほど、お互い偏差値の高い高校に通っていたこともあるので学業でもきっと成功するでしょう。

卒業してしまう米谷奈々未さんに長濱ねるさんからの言葉

こんばんはー。よねが卒業を発表しました。一番自分の心の内を話せるメンバーがよねでした。

こんなにも優しさと包容力を兼ね備えた人に初めて出会いました!そしてとてもとても聡明!!!

正直、よねがいない欅での生活が全く想像できないくらい頼ってしまっていました。やってけるかなー、、、、

よねー。寂しすぎるよー。よねのこれからを心から応援します。ずっとありがとう

うぅ、、、残りの期間今まで以上に愛を伝えようっと。

一番自分の心の内を話せるということは、長濱ねるさんにとって米谷奈々未さんは大親友なのでしょう。

もちろん米谷奈々未さんにとっての長濱ねるさんもかけがえのない親友のはず。

2人は別々の道を進みますが、ずっと最高の仲間でいられることでしょう。

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