ラッパーとして活躍中のZeebra(ジブラ)氏。たびたびツイッターで着火し、炎上騒動を起こしています。2017年9月6日、2ちゃんねるになんとこんなスレッドが立ったのです。それがこちら。
ZEEBRA「日本に核ミサイルが飛んで来たら?真っ先にマイク握る。俺らの武器だから。」
今回はZeebraのツイッターに関する炎上を、過去の炎上も含めてまとめます。そして合わせてZeebraの気になるあんなウワサやこんなウワサも合わせてご紹介します。
目次
Zeebra氏、炎上しかけたのは偽ツイート!核ミサイルにマイクで対抗(?)
まず、今回問題となったのは、こちらのツイート…らしき文章。
Zeebra
@zeebrathedaddy
日本に核ミサイルが飛んで来たら?真っ先にマイク握る。俺らの武器だから。スキルとヴァイブスで蹴散らすよ。ラッパーとはそういう人種。U LUV HIP HOP? だが HIP HOP DON'T LUV U ヒッぱたかれて速攻FUCK U
覚悟決めんのはオメェだカリアゲ。
Zeebraさんがツイートしたように見えますが、実はこれ、ツイートのコピペのように見せかけた偽ツイートだったのです。さすがにいい迷惑ですね。
これに対してZeebraさんはこのようにコメントしています。
「核が飛んで来たらマイク握る」っていうネタ。アホか。
— Zeebra (@zeebrathedaddy) 2017年9月9日
ただ、これでも一瞬信じられてしまうのは、日ごろのツイッターランドでの行いがよろしくなかったから…かもしれません。
こういうツイートをしそうな方、という印象が少なからずあったので信じられてしまった節もあったかもしれません。というのも、過去にもツイッター上で小さな炎上がたびたびあったからです。
「日本キモイ」発言で炎上!「スイミングキャップ被りたくない、北朝鮮みたい」
娘さんと屋内プールに行った際の、Zeebraさんのこちらのツイート
「ホテルの屋内プールなう。日本のプールって衛生面とか保護を理由にキャップ被らされるとこ多いけど、外国のプールでそういう経験した事ないなー。風呂文化の影響だとは思うが、気にし過ぎじゃね?皆同じに見えてキモい。北朝鮮みたい」ー(@zeebrathedaddy)2013年3月26日
これが、案の定大炎上。”スイミングキャップを被りたくない、みんなで被っている日本はキモイ”と公にわがままを言いつつ、日本をディスっているところに、多くのネット民がイラっとしたのでしょう。
まあ、確かにスイミングキャップは被ると見た目がひどくなりますよね。それはわかる。
このツイートに対して、一般ユーザーからは「プールを使うなら、プールのルールを守れ」など、批判が相次ぎました。
中にはこんな一般ユーザーからのツイートも。
「悔しかったら自分の家にプールを作りなさい。作れないなら黙ってルールに従いなさい」 ー(@一般ツイッターユーザー)2013年3月26日
こういったツイートに対してZeebraさんは、「うるさい」と応戦しました。
「娘とプールで遊ぶ約束してしまったので泣く泣く被ります」ー(@zeebrathedaddy)2013年3月26日
「被りたくないって言っただけで、ルールはちゃんと守ってるっすよーwつぅことで期待にお答えして…w」ー(@zeebrathedaddy)2013年3月26日
「ルールを守れよ」等々言われ、さまざまな批判で炎上していましたが、そもそもZeebraさんは「キモイ」と言っただけです。
別に「俺は被らない」などという発言は一切していません。実際にもルールはきちんと守っていて、自身のスイミングキャップ姿をツイッターで晒しています。センス抜群ですね。本当に面白いです。
おそらく、最初のツイートのあと、批判を突っぱねる形で「うるさい」と一蹴してしまったことで、火種が大きく延焼して大きな炎上につながってしまっただけだと思います。
「ルールには黙って従え、だってルールなんだから」←?
いちいち芸能人に批判リプを送るような人は、構ってほしいから送っているんだと思うんですよね。それを「うるさい」と言われちゃうと、”自分の意見が相手にされなかった…!!”と感じて、余計に怒ってしまうんじゃないでしょうか。
”聞いてほしいのに聞いてくれない、むかつく!”ってことなのかな。いや、はい、想像ですけど。
ただ、私としては「一般社会の常識」とか言って「ルールには文句を言わず黙って従え、それが変だとしても、だってルールなんだから」という態度で、正義を振りかざして気持ちよく酔っている人の方が嫌いです。
zeebraさんってどんな人?ラッパーDJ
そういえば、ジブラさんのプロフィールをご紹介するのを忘れていました。ラッパーで、DJとしての活動もしているようです。
Zeebra(ジブラ、本名:横井 英之〈よこい ひでゆき〉、生年月日は、1971年4月2日 - )は、日本のヒップホップMC。DJ DIRTYKRATES名義でDJとしても活動[1]。別称は、ZEEBRA Tha Ill Skill、鼻息荒いシマウマなど。
ラッパーって悪い言葉を使う職業ですから、ツイートでたくさん荒れることはラッパーとしては逆にいいことなのかもしれません。
きれいな言葉で当たり障りのないツイートばっかりしていたら、それこそ「お前ラッパーだろ?もっと煽れよ」みたいなリプが飛んできそうなw
出前が遅くてグチったら2ちゃんねるでスレが立つZeebra氏
他にも、こちらのツイート。出前が遅すぎてイライラされてます。そりゃ2時間半待ちはさすがに遅いですよね。
そんな遅すぎる出前に対して「客商売?酷すぎてビックリ」とツイート。
出前配達予定が40分。50分経過した段階で近くに居るが道に迷ってるとの事。
オーダーから2時間半でようやっと到着。当然メシは冷めてる。
作り直してくれって言って20分後にあとどのくらい掛かるか聞いたら一時間だって。
配達予定40分じゃないの?それって客商売?酷すぎてビックリする。ー(@zeebrathedaddy)2012年9月26日
これに対しては、「クレーマー恐い」「キャンセルしますで終了だろうが」などと批判が集まりました。…どうなんでしょう。
さすがにこの事案は、出前屋さんの方がひどいような気がしますが…w お金も取っているわけですし。
どこからがクレーマーなんだろうね?
この場合、落ち度は出前側ですよね。本来のお届け時間より大幅に遅れているわけです。それに、出前が何屋さんなのかはわかりませんが、それが程よく温かいものを提供すると一般的に思われているものであれば、それが”冷めきっている”時点で、出前屋さん側は提示している代金に見合うだけの、十分な商品価値を提供できていないからです。
だから、文句が出るのは自然なことだと感じます。もしかすると批判の的は、「ツイッターでいちいち文句を発信するな」というところにあるのかもしれません。
そうだとすると、ツイッターの意味とはいかに?って感じになって来ますし…。
「文句等自分の気持ちは表に出さず、黙ってやれ」みたいな風潮、嫌いだなー。ブラック企業の洗脳みたい。実際、この炎上についてZeebraさんは、
「俺にも言論の自由をくれw」ー(@zeebrathedaddy)2012年9月26日
と発言しています。芸能人って本当に大変そう。
「機内で泣き叫ぶ子どもは、普段からしつけがなってない」で子を持つ親から大バッシング
子育てに関する持論を展開して、炎上したパターンです。飛行機の機内で大声出して泣いている子どもがうるさかったことに対し、その親に向かってこのような苦言を呈しました。
機内で子供がうるさかった。親のしつけがなってない。俺は四人子供が居るが、公の場で必要以上に泣き叫んだ事は一度もない。
泣き止まないなら抱っこして立ってろ。それが保護者だろ。ー(@zeebrathedaddy)2012年5月5日
”仕方ないときもある”といった、その親を擁護するような返信が多く集まりました。
どの程度うるさかったのか聞いてみたいところではありますが、”必要以上に泣き叫ぶ”といった書き方をしていることから、よっぽどうるさいパターンの泣き方だったのだと思います。
「泣いている」というより「大声を出してる」に分類した方が正しいような泣き方ありますよね。あれを近くでやられると、耐え難いことは想像できます。
特に、移動中に睡眠をとるというスケジューリングをしていたら、イラっとはするでしょう。親側のたくさんの意見に対して、
「上手くあやせば平気なんですよ。普段からやってないと無理ですが。」「泣きそうになるギリギリ前に未然に防ぐように頑張ってみて下さい。」ー(@zeebrathedaddy)2012年5月5日
と大人の対応をしています。
「#anarchy聴かない奴はタヒね」で「自由」をはき違えてると炎上、というか折込済みの炎上商法では?
曲のアピールツイートです。ここまでたくさんの炎上案件を乗り越えてきたジブラさん、もはや炎上するのを予見したうえで、ツイートしたと思われます。炎上商法ですね。
Anarchyや般若の武道館。観たくてしょうがないからファンの皆さんよろしくです。皆で夢を現実にしましょう!!! #hiphoplove #anarchy聴かない奴は死ね
— Zeebra (@zeebrathedaddy) 2014年10月26日
Twitterなんだから俺も自由につぶやくし皆も自由に批判すればいい。「タヒね」なんて表現、冗談に決まってんじゃんねw
— Zeebra (@zeebrathedaddy) 2014年10月29日
炎上覚悟の暴言を吐きたくなる程ANARCHYが良いって意味ですよー!
— Zeebra (@zeebrathedaddy) 2014年10月29日
「○ね」という言葉に、突っかかるツイッタラーが多数。これに対してジブラ氏は個人の「自由」だと応戦しました。
本人は後から「暴言」とフォローしていますね、若干怖気づいたのかもしれません(笑)
明らかに悪い言葉に属するワードを使ったツイートは、批判好きなツイッタラーからしたら、非常に叩きやすいネタです。
暴言を吐く自由ってどうなんだろうな?
各々、自分の思っていることを思うままに表現(発言)するってことはその人の自由ってことに日本では一応なっていますよね。中国や北朝鮮と違って。
でも、”他者を傷つけるような発言をする自由”まで許せるかというと…。
本当に何でも言って良いということならば、例えば部下に対する「パワハラ発言」「セクハラ発言」や、いじめっ子によるいじめられっ子へ向けての「差別的発言」「暴力的な発言」なども、OKということになりますが、さすがにそれはアウトですよね。
となると、あらゆる発言がすべて自由ということにはならないので、批判側にも一理あると私は思います。
ただし、今回の「○ね」という発言が誰かを傷つける発言に当たっているのかというと…うーん、それはどうかなw
「曲を聴かない奴」と対象は書かれてますが、特定の誰かを名指しして「○ね」って言ったわけでもあるまいし、何というか誰かが傷ついているとすればジブラさんじゃないですかね。
ZEEBRA氏について掘り下げてみた
Twitter炎上のみならず、ZEEBRA氏には黒い噂が多々あります。関東連合との関わりもあるとかないとか…このあたりの噂話も一緒にまとめてみました。
ZEEBRAと○○連合の関係とかいろんな噂あるけどさ、
「○○連合」というのは、1970年代に結成された都内の暴走族グループです。
既に解散していますが、当時は裏社会の代名詞「六本木」でかなりの幅を利かせていました。ちなみに解散は2003年。
○○連合は、酒井法子さん、小向美奈子さんのお薬の事件や、市川海老蔵さんが干された灰皿暴行事件にも深くかかわっていて、芸能界にかなり精通しているグループです。
ZEEBRA「Yo!悪そうな奴は、大体友達!」→関東連合「お前なんかと友達じゃねーぞ」→ボコボコ
zeebraさんと関東連合との関わりは、zeebraさんがフューチャリングしたDragon Ash「Grateful Days」という曲にあります。
当時かなり流行った曲で、zeebraさんの代名詞的な曲です。この曲の中で、zeebraさんは「俺は東京生まれ、HIPHOP育ち、悪そうな奴は、大体友達」と歌っています。
この歌詞を聴いた関東連合が怒って、zeebraさんを呼び出し、「お前なんかと友達じゃない」とボコボコにしたという噂があります。アンチによる作り話っぽいですけど。
○○連合の吉村良介氏にパシリにされてる説がある
zeebraさんが○○連合の吉村良介さんにパシリにされているという噂は、「祇園祭SPECIAL RIME NIGHT」というイベントの告知ポスターに事の発端があります。
問題のポスター、中央にどーんと大きく映っているのが吉村良介さん、左下で水色のジャケットを着て小さく配置されているのがzeebraさんです。
あのデザインの配置の仕方だと、確かに吉村さんの傘下にzeebraさんが入れられていて、パシリ感はあるような気はします。ポスターを見た人が、そんなイメージを抱いてこういった噂が立ったようです。
ちなみに吉村さんは、カタギではないDJとして「RIMERIME」という名前でイベント等で活躍されています。
zeebraさんは、HIPHOP・ラップ界ではかなりネームバリューがあるので、そこを利用されているのだろうという憶測が飛んでいます。
zeebraさんがKjを公開処刑した話と現在の状況
Kjというのは、降谷建志さんのことで、Dragon Ashのメンバーです。
「Grateful Days」でzeebraさんとKjさんがコラボして以降、DragonAshの手法や歌詞など様々な部分が、zeebraさんの曲と似ていて本人もファンも多少疑問視していました。
zeebraさんは当初、1~2年程静観していました。しかし、2001年に発売されたこちらの「Summer Tribe」(Dragon Ash)という曲の、Kjさんの声やパフォーマンスがあまりにzeebraさんに似すぎていたため、zeebraさんが動き始めます。
さすがに我慢の限界に達したzeebraさんはKjに対して公開処刑をし、公に誹謗中傷しました。その後、Kjの音楽のスタイルは変わったので、zeebraさんによる公開処刑はかなり効いたようです。
どこまでが「パクリ」でどこからが「参考」?
難しいところですよね。いくらクリエイターとはいえ、一番最初はどこかで基礎を習ったり、この人みたいになりたいといって真似ごとをしたりするところからスタートしているでしょうし。
全く世の中に存在しないものを、完全自分オリジナルで一から創造するということはあり得ないですよね。どこかで誰かの要素が必ず入っていて、それがその人の中でミックスされて組み合わさって、「オリジナル」が出来上がる。
「参考にした」と「パクった」の分水嶺はどこにあるんでしょうか?はっきりとした判断は、なかなか難しいところです。
ちなみにそれ以降、zeebraさんとKjは会っていないそうです。zeebraさんは自伝の中で公開処刑の真相を語り、出来れば和解をしたいというコメントを残しています。現在は、zeebraさんの中にわだかまりはないようですね。
反対にKjは、過去はきちんと受け止める、としながらも「Grateful Days」は「正直やんなきゃよかった」とコメントしています。
zeebraさんの子供の話、息子renもDJ
zeebraさんには子供が4人いますが、表に出ているのは次男だけです。息子さんの年齢は現在24歳で、本名は横井錬さんと言います。renという名前でDJとしても活躍しつつ、会社員をされています。大学を卒業していて、就職先は某有名企業です。
サラリーマンとDJの両立だなんて、自己管理能力が高いですよね。ちなみにアメリカに留学し、インターナショナルスクールを卒業しているので、英語がペラペラです。
残りの3人のお子さんは表に出ておらず、長男は一般企業の会社員、さらに2人目の奥さんとの間に生まれた娘が2人という構成になっています。奥さんは、モデルの中村美和さんです。
zeebraさんにはCore-Boyという息子もいる?
Core-Boyという新星16歳ラッパーがいます。東京都板橋区在住で、本名は、佐竹太朗さんです。2016年、池袋パルコで開催されたラップバトルでPONYさんに勝利したことから一躍有名になった方です。
さらに、2017年に開催された全日本高校生ラップ選手権でも準優勝するなど、その実力は確かです。
このCore-Boy、フリースタイルラップの中で「俺も腹をくくった zeebraのせがれだ」などど度々歌うものですから、本当にzeebraさんの息子だと勘違いされてしまうことがあるようです(笑) 実際には、zeebraさんの息子ではありません。
なぜCore-Boyが「zeebraのせがれだ」等々言うのかというと、2017年4月からスタートしたラジオ「WREP(レップ)」にありそうです。
このラジオは、zeebraさんの発案で始まったもので、HIPHOP専門ラジオ局から配信されているのです。そして、WREPの中の「渋谷WREP学園」というコーナーのアシスタントとして、Core-Boyが抜擢されました。
こういう経緯があって、Core-Boyはzeebraさんを親玉だと思っていることから、「zeebraのせがれだ」というような発言をするようになったのでしょう。
zeebraさんの弟SPHERE(スフィア)さんの現在
zeebraさんには、SPHERE(スフィア)さんという弟がいます。
正式には、「SPHERE of INFLUENCE(スフィア・オブ・インフルエンス)」さんです、長いですね。弟さんもラッパーをしていたのですが、2008年にコンサルティング会社に就職して、現在は会社員です。
会社員になっても、アーティスト活動は継続していて、ご結婚もされてます。
なんと実は、zeebraさんの実家は大富豪。ギャングキャラづくりで成功か?
zeebraさんの義父は建築家の坂倉竹之助。父方の祖父は建築家の坂倉準三、曽祖父は文化学院創立者の西村伊作。母方の祖父は実業家の横井英樹、ホテルニュージャパンの社長です。そう、実業家一族のお坊ちゃまだったのです…!
衝撃ですよ、だってラッパーって家庭環境に恵まれなくて金がなくてギャングになって荒れて、でもラップを極めて昇りつめて成功をつかんだ、みたいなイメージがありませんか?そしてそういう生き様が格好良かったりします。
それが、超裕福な家庭出身のボンボンだったなんて、ちょっと驚きです。しかも調べてみると、zeebraさんは慶應に幼稚舎から入学した正真正銘の慶應ボーイだったのです。結局途中で中退してしまっていますけれども。
ギャングの「家庭に恵まれなくて荒んでしまった」「斜に構えるようになってしまった」という雰囲気は、きっと作り込んだキャラクターだったのでしょう。だって経験していないわけですから。
マーケティングや戦略を考える力は高いのだと思います。現に彼はヒップホップ界で成功者ですし、血はしっかりと受け継いでいますよね。